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猫だったのに、なんかGが湧いてきた
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――さて…遺跡に入ってから、少しの日数が立ちました。

――何やら緑のマッチョが着いてきます。

――まぁ、ソレも気にせず今日も遺跡の中を進みます…

――そして、衝突もまた…

 

「ふにゃーん…」
真っ先に倒れて、隅の方で丸くなっていた猫が鳴く。
練習試合…その決着が付くと、よろよろと立ち上がる。
「ふにゃー…お疲れ様、にゃー…」
「お疲れ様ッス」
「お疲れ様たい」
同じく、疲れて隅の方で休んでいた兎と茄子も、残って戦っていた三人に声をかける。
「…んにゃー、結構頑張ったんじゃニャイのにゃ?」
「バーローwwwwww」
鳥男はすでに興味を脳内彼女に移している様子。
耳を垂らすと少女の方を向き、
「お疲れ様ニャー…にゃ、ニャー達の中で、唯一魔法使えるのがパノだけだからニャー…」
ふにゃー、と鳴きつつパノに寄りかかりつつ抱きしめようとするのを青年と兎が腕で止め、
「まぁ、ミルも二回目の時は結構調子よかったッスし…波があるんじゃないッスかねぇ?」
「…それに、弓と魔法…斧、だから死角は特にないだろうし」
猫を止めながら話す。
「むむぅ、それにしても、最初は上手く行ったと思うんだけどニャー…」
ぶーぶー、と二人に抗議する猫。
「最初?」
「ぁぁ、おいが毒針でさらを麻痺させた時t…じゃ」
何か言いかけて、直したらしく、不自然な物言いになる茄子。
ぁぁ、と皆思い出しつつ…
「モッサァァァ」

「モッサァァァ」
「…ミル、にゃんだか、変な声が聞こえるッス」
「ニャ、気にしにゃくて良いニャ。まだ、一緒に戦うつもりがにゃいよーにゃ」
と、目を線にした。

 


「にゃー、ココまで来ると、逆に恐いモノが有るニャー」
「…何がですたい?」
茄子に作ってもらった紫色のサラダを食べながら…
猫はとある一点を見ている。
ソレは…鳥男の方だった。

「ありがとう脳内彼女。ところでさっきから怪訝そうな顔で猫がチラ見してくるんだけど?」
「…」
「うん、ありがとう」


「にゃー、何と喋ってるのにゃ?アレ…」
「おいに聞かれても困るですたい」
もぐもぐと食べていると、聞き覚えのある野太い声…
食べ終わった器をしまうと立ち上がる。
「…にゃ、さっきのと同じようだしニャ…ソコまで苦戦はしにゃいかにゃ?」
「…気を抜くのは危ないと思うたい」
チラ、と後ろを見て…着いてきている緑のマッチョは加勢する気はない、と知ると、手袋から針を出した。


「まぁ、特に問題はにゃい、よにゃ」
目を線にしながら、猫は歩き出す。
「まぁ、特に問題はないッス」
斧を持ちながら、隣で兎は言う。
「バーローwwwww」
またもや脳内の方々と話している鳥男。
「…まぁ」
「新しい歩行雑草が着いてきてるなんて、些細な事ですたい」

「…ニャー…」
小さく息をつく猫。
思い出したくなかったのに…と、しょげるが、ふと肩に何かが乗った様な気がして…
「…にゃ?」
鳩…である。足に手紙を巻き付けていた。
伝書鳩、と手紙を取ってみて…読み始め…
「分かったニャ!」
ぐっ、と握り拳を作ると、長い距離歩いている方の緑のマッチョに近づいた。
「…何するの?」
少女が怪訝そうに見つめるが、猫は聞く耳持たず…
何か気を溜め…針を取りだし、
「…かわいくにゃーっれっ!!」
ぶすっ!!
思いっきり額に刺した。

唖然とする皆。
そして、可愛い軽い音。
そこには緑の髪をした少年が佇んでいた。

「…」
「ふにゃーん!成功ニャー♪」
ささ、と少年を急かし、さら達の所に戻ってくる猫。
「な、なにしたんすか…?」
「ふにゃー、色んな所に伝わる、ミリキの技を使ったのにゃ」
ふんぞり、と腰に手をやり満足げに鼻息を出す猫。
「じゃ、アレにもしたらどうです?」
飛縁が指差すのはもう一体の緑のマッチョ。
「…にゃ、まだ力が足りニャーし、別に、一人で良いかニャー、って」
にゃーにゃー言いながら、少年の頭を叩いている。
「…」
「それにしても、何か名前は無いんすか?」
「ふにゃ?」
目を瞬かせ、猫は少年を見て…
「めんどくさいから、もさ、で良いニャ?」
「…もさ」
小さく呟く少年。
「良いってニャ」
目を線にして、猫は少年の名前を決めた。
「そ、それで良いの…?」
少女は凄く変わったもっさーを見て呟く。
「まぁ、本質は変わらにゃーし…良いんじゃにゃー?」
「…もさ…めんどくさい…」
少年も小さく呟いた。

 

「…ニャ。じゃ、今度は此処で一休みするニャ?」
腰を下ろしたのは山岳地帯…
本当にこの遺跡は広い、その上に自然が多く…
「そうっスね。じゃ、少し休んだら、練習試合でもするっスよ」
近くにあった水を汲んで口にすると、さらは言った。
皆が頷く中、少年だけは水の中に足を入れ、小さく呟いていた。
「…もさ…めんどくさい…」
しかし、その声は誰にも届いていなかった。

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自己紹介:
猫やってました。猫騎士、赤毛の猫、女好き淫魔猫。
今では何故かGやってます。

ヘタレです。
お絵かきがそれなりに好きです。ゲームも好きなんです。

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万一リンクしていることが発覚したら何かの呪いの装備の如く相互リンク致します。
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