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猫だったのに、なんかGが湧いてきた
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――知らない島に来て。

――今まで触れなかった知識を知り。

――色々なところから集まった人と出会いました。

――そして、初めて努力という物をしようと考えたのでした。


「…ふにゃ」
小さく息を吐き…転がっている固かった蚯蚓を見下ろします。
「…ちょっと、遊びすぎたニャ?」
後ろにいた猫には攻撃は一度しか飛んでこなくて…しかも、皆に攻撃しようとしていたため、攻撃が来る方向がほとんど分かっていたのでした。
一度も攻撃を受けることなく終えた猫は皆に言いました。
「…にゃ、大丈夫ニャ?」
「…ん」
「大丈夫っすよ?」
「…もさ…」
…皆も、大してダメージというダメージは受けては居ない様子で…
休みながら行こうと話していた約七名にとっては、問題はさほど無かったようです。
「…にゃ、じゃ、移動しちゃうかニャ?」
皆が頷くと、もう一方で戦っていた三人を待つことにしたのでした。


…猫は目を丸くしました。
「にゃにゃ?」
「だから、おいが倒れかけたですたい」
茄子が猫や兎さんに話しかけています。
「…にゃんで?」
…猫は首を傾げます。
猫達のグループでは、その茄子達と対峙した相手とは、特に苦戦せずに勝っていたのでした。
そんな中、兎さんは唸って言いました。
「んー、バランス考えるべきっすかねぇ」
ソレを聞いた猫は頬を掻きながら、
「んにゃー…バランスってゆってもにゃー…」
むーん、と唸っています。
…というのも、元々、猫が仲間を求めた時にバランスなど考えていなかったのです。
ただ、楽しく探索できれば良いや、と思っていただけでした。
「…」
「…」
悩む二匹。そして、出た結論は…
「…遺跡の外に出てから考えにゃー?」
「…そうっすね…山では二人で一人と戦った方が確実になるし、その後考えれば良いっすよね」
そう、兎さんは砂地の先に見える山を見たのでした。
あの山で一度腕試しをして遺跡の外に戻る。そう、考えていたのでした。


「ふにゃ」
山岳により近づいた砂地で休む事になりました。
此処で、もう一度バトルに慣れておくのだとか…
「…そういえば、今日は練習試合しにゃいのにゃ?」
猫がダラケながら皆に聞きます。
しかし、皆の答えは…
「…しなくても良いんじゃないっすか?」
「めんどい」
「今のパーティでやっても、そんなに…」
等々、返答は様々です。
猫は一つ、目を瞬かせると丸くなって、
「…にゃ、にゃら良いけどニャ」
痛くにゃいし、と欠伸をしました。
…一番だらけたいのは猫なのでした。

…実際、バトルの後で何かしら個々人で特訓していたようで…
それで編み出した技を使ってみたり、腕試しをしてみたりしていたのです。
しかし、そんな短期間で大きく変化はないだろう、と…そう言う結果になった。のかも知れません。
それとも、山岳では色々といやーな話を聞くので、ソレに気負いせぬように鋭気を養っているのでしょうか…
「…ふにゃん…」
…少なくとも、此処で寝息を立てている猫にはそのどちらでも無いのでしょう。
楽しければいい。
元々の思考はこんな猫なのです…


…目を覚ますと、猫は魔王様から送られてきた時計で時間を確認しました。
大きく欠伸をすると、帽子を被り…茄子に作ってもらった紫色のパンを囓ります。
「…んにゃ…」
寝ぼけ眼で近くで寝転がっていた少年のお腹にダブルチョップ。
いきなりの暴力に息が詰まる少年に、猫は欠伸をしながらパンを囓ります。
「…もさ…」
少年の抗議の視線。しかし、猫はその視線に怯むことなくパンを食べ終えました。
「んにゃ、もうそろそろ言ってた時間にゃ。」
時計をポケットに入れ、立ち上がって砂を払うと、ようやく少年の方を向きます。
「…」
…やはり、抗議の目を猫に向けています。
しかし、さっさと皆を探しに行ってしまった猫に、後をついて行かざるを得ないのでした。

「…にゃ?」
「…もさ…」
二人の道には、先客が居ました。
大きな蟻さんが行列を作り、何かを運んでいるのです。
「…にゃー、別に、此処通らにゃくても、さらと飛燕を見つけれれば良いしにゃ…」
平和思考の猫は言いました。
しかし、その考えも打ち砕かれることとなるのです。
「ぁ、ミル、見つけたっす」
手を振る兎さん。
その前には大きな蟻さんの行列…
「…にゃ。とりあえず無事で良かったニャ」
考えたくないことには目を瞑り…耳をビコビコと動かしました。
しかし、兎さんと一緒にいた青年は困ったようにその行列を見ます。
そして、こう呟くのでした。
「…邪魔だし…ちょうど良いから、コイツらとバトルすれば…」
「Σ !」
考えたくなかったことを青年に言われ、毛を逆立てる猫。
そして、その声に気付いた大きな蟻さんは辺りを見回し…
「…噛ムヨ?」
首を傾げながら四人に言います。
そして、行列は穴の中に入っていき…砂の上には三匹の大きな蟻さん。
「噛ムヨ?噛ムヨ?」
しゃきんしゃきん。
顎を動かしながら、首を傾げます。
「んー、じゃ、始めるっす」
「…」
やる気満々なのか、ソレゾレの武器を構える兎さんと青年。
その様子に少し嫌そうな表情を浮かべる猫と少年。
「…にゃ」
「…もさ?」
猫の呟きに、少年はそちらの方を見ました。
「…最初っから、通らせて、って…頼めば良かったんじゃにゃー…?」
少年は少し考え…
「…うん」
小さく頷いたのでした。
猫はうんざりと言った表情で…溜め息をつきました。
兎さんが猫を呼ぶ声が聞こえると、もう一度溜め息をつき…
シャキン。
手袋を嵌めた手を握り、もう一度開きます。
すると、五本の指の間には針が飛び出していました。
「しょうがにゃいにゃあ…もう…色々試させて貰うニャ…避けにゃきゃイタイタニャー?」
そう言うと、その針を蟻たちの頭上に落ちるように放物線を描かせました。
「…ネイチャーズリボルト!」
蟻さんに降り注ぐ毒針。
かくして、その針が戦いの幕を開けたのでした。

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猫やってました。猫騎士、赤毛の猫、女好き淫魔猫。
今では何故かGやってます。

ヘタレです。
お絵かきがそれなりに好きです。ゲームも好きなんです。

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