猫だったのに、なんかGが湧いてきた
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「にゃはは、今回はニャーの勝ち、にゃー♪」
最後に立っていた猫は無傷で兎さんを倒していた。
今まで溜まっていたダメージの蓄積…先に離脱していた仲間達の攻撃があった故の勝利だったのだが…
…猫は嬉しそうに笑っていた。
少女も、又然り…
「…」
「…」
しかし、そういう時間もすぐに過ぎてしまうモノ。
大烏を退けると、砂蛸に刺しておいた針に反応が起きていた。
「にゃにゃ?」
砂蛸はぐったりしており、針は蒼白く光っている。
「…頃合い、ですか…?」
「んにゃ」
少女の問いかけに、猫は小さく頷く。
「…」
針を持つと、金色の瞳は細まっていき…
砂蛸から強烈な光が発せられた。
「…」
「…」
砂蛸が居たはずの所には、一人の男が立っていた。
バンダナを巻き、Tシャツにジーンズという軽い服装。
そして目つきが悪く、猫と少女…そして付き添いの少年にガンを付ける。
「…」
「…」
雑草の少年は覚えていたが…蜂の少女は震える事すらせずに紅い瞳でにらみ返した。
「…あなたは負けたのです」
「けっ…」
蛸の青年はようやく口を開く。
「三対一だろ?タイマンで負けたわけじゃねぇ」
三人を睨みつけながら棘を残す。
しかし、少女はその様子を見ても、態度を変える事はなかった。
「…いい加減、認めてはいかが?」
「んだとぉ?」
「ミルの使った黒墨…アレはあなたがもさに使ったのと同じ技。ソレを真っ先に当てられ…その後、ミルの幻術に”完璧に”引っかかっていた。それでも、タイマンならミルに…勝てると?」
絶対なる自信。
それを少女は持っている。
絶対なる信頼。
それを少女は持っていた。
何も言い返せなくなった青年に、少女は背を向け、猫に歩み寄った。
「ミル…」
…そう。
約束の時。
猫は少し視線を落とすと、指の隙間から針を取りだした。
「…びぃ…一段落、ついたら…どうかにゃ?」
その針は赤く染まっていて…少女に手渡す。
「ニャーと、一緒に。ニャーの街に行ってみにゃいかにゃ?みんにゃで」
その針を少女は掌の上で握りこみ、猫に微笑んだ。
「…再開した時、お返しします」
「にゃ?にゃー…別に、あげるのににゃ」
猫も小さく笑んで…
「…さようなら」
「…さよにゃら、にゃー」
ざ…
二人は背を向け…歩き出した。
猫は森へ。
少女は巣がある平原へと…
「あーあー…気にいらねぇ」
青年は愚痴をこぼしていた。
近くには哀れにも少年が居て…
「てめぇら、自分から戦う気、ねーだろ?」
「もさ…」
何かを言う事に、返事は!?とか色々言われるので、適当に相づちを打つ少年。
そんな少年の様子を気にせずに、青年は続けていた。
「この遺跡に入った異常、弱肉強食の理なんだよ。それなのに、何だ?あのやる気のねーアタックは。絡め手だけじゃ敵は倒せねぇだろ」
…ソレは、先ほどの平原を移動した時に出会っ動物と毒虫との戦いまで遡る。
猫と少年、青年…そして、三角帽子を被った少女。
その四人で交戦したのだが…
トドメは全て青年が刺しており、効果が高かったと思われるダメージはほとんど少女の攻撃であった
「ったく…あの猫だけだったら、おれぁさっさと何処か行くってのによぉ」
溜め息と共に青年は言った。
小さく呟く少年。
「しかし…本当にあんだろうな?この遺跡にいる門番とかと戦る機械があるってぇのはよぉ…」
それは、とても楽しそうに…笑いながら、戦闘狂は言った。
「…もし、そうだとするなら…オレは、コイツについて行く意味が出来る…義務じゃなくて、権利が、な」
「…もさ…?」
少年には理解出来ない内容に、青年をじっと見つめる。
「…ま。おめぇも足手まといになんなよ?同じ前に立ってるんだ。ちったぁ攻撃入れろい」
「…もさ」
…少年も気を抜いて戦う事が出来なくなったとか…
最後に立っていた猫は無傷で兎さんを倒していた。
今まで溜まっていたダメージの蓄積…先に離脱していた仲間達の攻撃があった故の勝利だったのだが…
…猫は嬉しそうに笑っていた。
少女も、又然り…
「…」
「…」
しかし、そういう時間もすぐに過ぎてしまうモノ。
大烏を退けると、砂蛸に刺しておいた針に反応が起きていた。
「にゃにゃ?」
砂蛸はぐったりしており、針は蒼白く光っている。
「…頃合い、ですか…?」
「んにゃ」
少女の問いかけに、猫は小さく頷く。
「…」
針を持つと、金色の瞳は細まっていき…
砂蛸から強烈な光が発せられた。
「…」
「…」
砂蛸が居たはずの所には、一人の男が立っていた。
バンダナを巻き、Tシャツにジーンズという軽い服装。
そして目つきが悪く、猫と少女…そして付き添いの少年にガンを付ける。
「…」
「…」
雑草の少年は覚えていたが…蜂の少女は震える事すらせずに紅い瞳でにらみ返した。
「…あなたは負けたのです」
「けっ…」
蛸の青年はようやく口を開く。
「三対一だろ?タイマンで負けたわけじゃねぇ」
三人を睨みつけながら棘を残す。
しかし、少女はその様子を見ても、態度を変える事はなかった。
「…いい加減、認めてはいかが?」
「んだとぉ?」
「ミルの使った黒墨…アレはあなたがもさに使ったのと同じ技。ソレを真っ先に当てられ…その後、ミルの幻術に”完璧に”引っかかっていた。それでも、タイマンならミルに…勝てると?」
絶対なる自信。
それを少女は持っている。
絶対なる信頼。
それを少女は持っていた。
何も言い返せなくなった青年に、少女は背を向け、猫に歩み寄った。
「ミル…」
…そう。
約束の時。
猫は少し視線を落とすと、指の隙間から針を取りだした。
「…びぃ…一段落、ついたら…どうかにゃ?」
その針は赤く染まっていて…少女に手渡す。
「ニャーと、一緒に。ニャーの街に行ってみにゃいかにゃ?みんにゃで」
その針を少女は掌の上で握りこみ、猫に微笑んだ。
「…再開した時、お返しします」
「にゃ?にゃー…別に、あげるのににゃ」
猫も小さく笑んで…
「…さようなら」
「…さよにゃら、にゃー」
ざ…
二人は背を向け…歩き出した。
猫は森へ。
少女は巣がある平原へと…
「あーあー…気にいらねぇ」
青年は愚痴をこぼしていた。
近くには哀れにも少年が居て…
「てめぇら、自分から戦う気、ねーだろ?」
「もさ…」
何かを言う事に、返事は!?とか色々言われるので、適当に相づちを打つ少年。
そんな少年の様子を気にせずに、青年は続けていた。
「この遺跡に入った異常、弱肉強食の理なんだよ。それなのに、何だ?あのやる気のねーアタックは。絡め手だけじゃ敵は倒せねぇだろ」
…ソレは、先ほどの平原を移動した時に出会っ動物と毒虫との戦いまで遡る。
猫と少年、青年…そして、三角帽子を被った少女。
その四人で交戦したのだが…
トドメは全て青年が刺しており、効果が高かったと思われるダメージはほとんど少女の攻撃であった
「ったく…あの猫だけだったら、おれぁさっさと何処か行くってのによぉ」
溜め息と共に青年は言った。
小さく呟く少年。
「しかし…本当にあんだろうな?この遺跡にいる門番とかと戦る機械があるってぇのはよぉ…」
それは、とても楽しそうに…笑いながら、戦闘狂は言った。
「…もし、そうだとするなら…オレは、コイツについて行く意味が出来る…義務じゃなくて、権利が、な」
「…もさ…?」
少年には理解出来ない内容に、青年をじっと見つめる。
「…ま。おめぇも足手まといになんなよ?同じ前に立ってるんだ。ちったぁ攻撃入れろい」
「…もさ」
…少年も気を抜いて戦う事が出来なくなったとか…
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HN:
ENo920PL
性別:
非公開
自己紹介:
猫やってました。猫騎士、赤毛の猫、女好き淫魔猫。
今では何故かGやってます。
ヘタレです。
お絵かきがそれなりに好きです。ゲームも好きなんです。
リンク、アンリンク勝手にどうぞー。
万一リンクしていることが発覚したら何かの呪いの装備の如く相互リンク致します。
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